引用元:<https://www.gizmodo.jp/2020/06/you-can-carry-this-inflatable-electric-bike-in-a-backpa.html>
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カバンに入れられる5.5kgの膨張式eバイク、予想以上に頑丈みたい
電気自転車で毎日通勤する利点は、ガソリンを食う自動車よりも環境に優しいというのもありますけど、駐車しやすいってところも見逃せません。東京大学で開発された空気で膨らませる電動自転車の試作品『Poimo 』は、通勤時に自転車置き場を探す必要なんてなくて、空のバックパックだけあればそれでいいんですって。いったいどういうこと?
ボディを膨らませる発想はなかった
Poimo(Portable and Inflatable Mobilityの略)は、エアマットレスと同じくらい簡単に膨らませちゃいます。柔軟性のある熱可塑性ポリウレタンで作られていて、平均的な自転車乗りの体重を支えるための空気圧は10PSI以下くらいでいいそうです。電動ポンプを使えば1分間で完全に膨らませることができますけど、電動ポンプがなくてもちょっとがんばれば手動ポンプで膨らませることは可能です。
膨らませたからといって、すぐに目的地に向かって出発進行というわけにはいきません。次に、前輪と後輪、電気モーター、バッテリー、左右のハンドルに装着するワイヤレスコントローラーなどの追加コンポーネントを取り付けなきゃいけないみたいです。総重量は約5.5kgですが、Poimoの開発チームは、消費者向けに製品化する際には大幅に軽量化できると考えているそうです。
車に当たっても歩行者に当たっても危険は小さいかも
簡単にパンクしないと仮定した場合、通常の自転車のようなフレームの代わりに膨張式の構造を採用する利点はたくさんあります。車体の軽量化によって、バッテリーの寿命と航続距離が最大化されます。また、もしも事故などで壊れてしまった場合でも、膨張式のフレームを交換する方が、普通の自転車を丸ごとスクラップにするよりもはるかに安くすむと思われます。
試乗した人たちは、この膨張式フレームは想像以上に丈夫で安定していると報告していますが、万が一誤って歩行者に衝突した場合でも、空気で膨らませているので程度クッションの役割を果たすような気がします。枕のような柔らかいものではないにしても、自動車にぶつかるよりはよっぽどマシなんじゃないでしょうか。
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立ち上げ時に少々根気がいるかもしれません。