引用元:<https://www.gizmodo.jp/2020/04/huck-cycle.html>
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エンジン部分が…何もない? ハブモーターで走るアメリカ製EVモペット
一見すると小型のスクランブラー型バイクですが、おかしなことにエンジン部分がスッカラカン! アメリカでは、そんな「なんじゃこりゃ!?」なEVモペットが作られています。
実際はEVバイクなので、ガソリン車のエンジン部分には大体バッテリーが来るのですが…それすらないっていうのがもうイリュージョンの世界です。
タネ明かし
そのモペットは、アメリカのHUCK CYCLEが作る1000wの「Rebel」と、3000wの「Stinger」。見た目はまったく同じデザインですが、動力は後輪にあるハブモーターとなっています。ハブモーターは黒い円盤がタイヤを回すため、チェーンもシャフト・ドライブも必要ないのが特徴。ですがモペッドは自転車とバイクのハーフみたいな乗り物なので、ペダルとチェーンも搭載されています。
小さなカスタムショップのようなメーカー
electrekによりますと、HUCK CYCLEはノースカロライナ州にある小さなメーカーで、フレームやバッテリーなどのパーツはアメリカ製にこだわっており、あたかもカスタム自転車を作るかのように、顧客の好みに応じたオンリーワンを毎月10台ほどを丁寧に製造しているのだそうです。
選べるバッテリーとリミッター解除システム
2,800ドル(約30万円)の「Rebel」は、バッテリーが48v、52v、60vから選べ、航続距離は下から48km、72km、64kmと52vが一番効率が良さそう。3,600ドル(39万円)の「Stinger」は、最高速度が32kmですが、ロック解除コードを打ち込めば速度と出力が上がるとのことです。
バイクとはちょっと違うので、サイズ感も値段も出力も、気軽に乗れるモペッドとして愛用されそうです。とはいえ、広大でワイルドなアメリカではどれくらい需要があるのか? むしろニューヨークやシカゴなど、都市部のほうが受けそうな気がします。楽しくチョイ乗りできそうですよね。
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近場の移動にはコレで十分かと。