衝撃吸収の肝は手許らしい[動画あり]

引用元:<https://www.gizmodo.jp/2020/02/kinekit-bicycle-stem.html

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手許で衝撃を吸収するバネ仕掛けの自転車用ステム「Kinekt」

 

デコボコ道や長時間の運転では、足腰やお尻への負担だけでなく手腕も疲れますよね。今やリアサスペンションや、フロントフォークのサスで衝撃を吸収してくれるメカニズムは当たり前ですが、ハンドルを支えるステムで衝撃吸収をするというアイデアもあったりするんです。

 

そのひとつが、現在Kickstarterで資金を募集している、バネ仕掛けの自転車用ステム「Kinekt」。

 

ステムをサスペンションにする

なるほど。ステムの中間地点に関節とバネがあり、ここで細かな上下動をすることで衝撃を相殺するわけですね。石畳のようなガタガタの道で、手に伝わる振動ってちょっと不愉快だったりしますもんね。それが少しでも軽減されればありがたいことです。

 

Kickstarterのページいわく、手首が振動するような環境下で1時間自転車に乗ると、大型トラックを4時間運転したのと同等の疲労度になるとのこと。身体を疲れさせないためには、手許の振動を制御することはとても大事なんですね。

交換の仕方は普通のステムと同じ。特別なことは何もありません。それにほとんどの自転車に取り付けられるので、長距離の通勤や通学で疲れを軽減したい人たちには願ったり叶ったりなアイテムかと思います。

 

「Kinekt」1台の出資金は139ドル(約1万5,300円)で、米国外への送料は25ドル(約2,750円)となっています。執筆時は残り26日で、278人の出資者から522万円以上の出資が集まっていました。目標金額は約275万円なので、そろそろ倍額に達しそうですね。

 

その他の衝撃吸収ハンドル

手許で衝撃吸収するシステムはまだまだメジャーではないようです。

 

ですが、いくつかある他社製品を見てみますと、たとえばスポーツバイクブランドのCanyon(キャニオン)が作ったグラベルバイクは、ハンドルがあたかも自動車のスタビライザーのように2階建てになっており、そこが衝撃吸収性と剛性を両立するというユニークな機構となっています。

 

また、アメリカのパーツメーカー「Redshift Sports」が作った「ShockStop」ですと、ステムの中に柔らかいポリマーであるエラストマーをお好みで組み込み、それがグニョグニョと衝撃吸収と反発を繰り返す仕組みになっています。ちなみにですが、これはペダル側のギア内部に埋め込んだシリコンが潰れて反発することで、アシスト効果を生むフリーパワーに近い発想かなと思いました。

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ちょい足しでこんなにいいことがあるなら、

一度は試してみたいですね。

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