引用元:<https://www.gizmodo.jp/2019/01/hydrogen-cells-best-batteries-hour-long-drone.html>
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「水素燃料ドローン」にヒットの兆し。飛行時間が爆発的に延びる
ドローンが話題になって久しいですけど、どれほど実際に便利に使われているのか? そう問われるならば、まだまだ課題は大きいようです。Amazon(アマゾン)などは、早くからドローン配送便の構想をぶちあげてきたものの、いまだに実用化にはいたっていません。法的な問題などもあるようですけど、そもそも重い荷物を長時間楽々と運べるようなドローンが登場してきていない…ことも要因ではないでしょうかね?
そんなドローンの現状を、一気に変えてくれそうな新プロジェクトとなる「Project Rachel」の魅力を、このほどAviation Todayが紹介しています
水素燃料電池で70分連続飛行を実現
英国政府が資金援助する「Innovate U.K.」のサポートのもと、Productiv、BATCAM、Intelligent Energyが共同で進めるProject Rachelは、なんとドローンの燃料に、一般的なリチウムイオン電池ではなく、水素燃料電池をフル活用。
6リットルのシリンダーに水素燃料を搭載した試作機で、5kgのペイロードを積みながら70分を超える連続飛行記録を打ち立てていますよ~。参考までにですが、DJIのプロフェッショナル向けドローンMatrice 600 Proでもペイロード6kgで飛行時間16分ほど(バッテリーはリチウムイオン電池)。70分以上というのはかなり長いと言えます。
Productivで、Project Rachelのプロジェクトチームを率いるJordan Reed氏は、こんなふうに語っています。
「ドローンの効果性は、飛行時間とペイロードの制限を受けて、十分に威力を発揮できていない。Project Rachelのイノベーションは、ドローンの商用利用に新たな可能性を開くものとなるだろう。今後数年で、水素燃料電池を用いるドローンの市場は、驚くべき発展を遂げていくと考えている。」
一般的なドローンであれば、数十分の飛行が関の山という性能でも、水素燃料電池式に変更するだけで、優に3倍は飛行時間を延ばせるとされていますね。また、パワフル性能を活かして、最大20kgものペイロードを搭載できるドローンの開発も可能。水素燃料は、長時間の充電が必要となるリチウムイオン電池とは異なり、バッテリー切れでも、すぐに補てんできるほか、ゼロエミッションのクリーンエネルギーだともアピールされていますよ。
EVの電気自動車市場とは対照的に、思ったような普及スピードを描けていない水素燃料電池車。しかしながら、最近では、電車への活用なども進んでいるようです。安全性と利便性が確保できれば、意外と今年は水素燃料電池タイプのドローンが、着実に支持を集めるような展開だってあるのかもしれませんよね。
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ドローン用の水素ステーションが今後増えるかも!?
そういえば、クルマのほうはどうなっているのでしょうか。。。