引用元:<https://www.gizmodo.jp/2019/01/samsung-exoskeleton-ces2019.html>
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まるで空気の上を歩いているよう。Samsungのイカした強化外骨格 #CES2019
“強化外骨格(エグゾスケルトン)”と聞くと、映画『エリジウム』でマット・デイモンが装着していたものを思い描く人もいるかもしれません。それに最近では、自動車メーカーFord(フォード)が生産ラインの作業員に着せているなんて話もありました。
ですが現在CES 2019で、家電メーカーのSamsung(サムスン)がエグゾスケルトンを展示しているんです。ちょっと意外ではありませんか?
まだコンセプトの段階ではあるものの、デザインはスムーズで軽量。そして背骨に何かをネジ込む必要もなく、ただ装着するだけで下半身の動きをサポートしてくれるのです。
名前は「Gait Enhancing and Motivating System」を略した「GEMS」というシリーズ。米GizmodoのAdam Clark Estes記者はこれを試着し、会場内を歩いてみました。
着け心地
「GEMS-H」は、腰と太ももの上辺りをゆったり目のズボンで抱きしめるように設計されており、それぞれの脚に固定されたモジュールが歩くのを助けてくれます。一度装着してしまえば、あまりの軽さに着けているのを忘れるくらい。ロボット的な要素は控えめで、ボタンや操作系統はありません。ただ歩くのをサポートしてくれるのです。
歩いてみると、まるで空気の上を歩いているかのような気分になります。機械が一歩一歩、脚を上げてくれるので、特に階段を登るときなど歩行がとても軽く感じます。もし脚を怪我していたり、疲労が溜まっているときには、その効果をもっと感じることでしょう。「GEMS-H」が、移動に使用するエネルギーを和らげてくれるのです。
ほかのモデルも
展示ブースには、ほかにも大型モデルの「GEMS-K」がありました。こちらは太ももを包んで膝下まで延長されています。おそらくこっちはさらなるサポートでお尻から下、そして膝にも動力が働くものと思われます。
もうひとつあったのは、脚の下部に装着し、足もとに動力がある「GEMS-A」。こちらは踝から下を支え、転ばないよう足を上げてくれます。
でもまだコンセプト
Samsungは、これらを市場に投入するかどうか、いつ発売するのかを明らかにしていません。ですがこの外骨格に救われる人は無数にいるでしょう。30代の腰痛持ちも、60代の足腰が弱ってきている人たちも、さらにはFordの工場で働くような人たちも、入手しやすければしやすいほど、有り難いデバイスであるはずです。
パっと見は野暮ったいデバイスだったかもしれませんが、一度装着してみるとイカしたものに思えてきます。
Samsungはファッショナブルなデザインに仕立てており、Adam Clark Estes記者は、これを「まるでメカニカルなカーゴパンツのようだと」表現しています。そして出来ることなら、毎日装着したいと思ったそうです。
米軍も下半身用のエグゾスケルトンを開発していますが、下半身用の外骨格は、これからくるのでしょうか? 世の中『CYBORGじいちゃんG』みたいな御老人だらけになるかもしれませんね。
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バイオ技術による若返りよりは、もしかしたらこちらのほうがお手軽かもしれません。