引用元: <https://gigazine.net/news/20171126-archisketch/>
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スマホカメラで部屋の3Dモデルを作成して模様替えのシミュレーションができる「Archisketch」
スマートフォンに装着するだけで部屋の形状を3Dモデリングして、引っ越しや家具を入れ替えたい時などに部屋のシミュレーションができるデバイスが「Archisketch」です。Archisketchを使うと、メジャーなどの測定機器や3Dモデリングソフト、ハイスペックなPCを使わずとも、部屋の平面見取り図や、3Dモデルが短時間で簡単に作成できます。
「Archisketch」は、スマートフォンに装着して使用するデバイス。AndroidスマートフォンとiPhoneの主なモデルで使うことができます。
デバイス本体には、レーザーを使った計測器が付いており、これらで部屋の内壁を認識して測定します。
Archisketch単体の外見はこんな感じ。本体中央にあるフタを開くとスマートフォンと接続するための端子があり、ハンドル部分を手で握って測定する形状になっています。
壁に向け、スマートフォンで撮影するように、壁に沿わせます。
測定中の画面はこんな感じ。スマートフォンのカメラの映像に、Archisketchが狙っている部分がわかるようにピンク色の棒がAR技術で合成されています。
壁や天井にカメラを向けて「スタートポイント」を設定し、「Check Anchor Point」(アンカーポイントをチェックする)をタップして端末を動かすと、自動で壁や天井の面を認識してピンク色のグリッドが表示されます。角に着いたら、画面のアイコンをタップ。
部屋の角と沿った壁を認識します。なお、測定できる一辺の長さは0.03メートルから40.00メートルまでです。
この方法で部屋全体を認識させ、測定した部屋のデータをサーバーに送ります。
すると、短時間でサーバーが部屋の平面見取り図を作成し、その結果がスマートフォンに画面に表示されます。壁の途中に家具などの障害物があった場合の認識精度が気になるところ。ポイントを修正したい場合は、画面をタップ&ドラッグして調整することが可能。
平面見取り図は、画面上部のトグルスイッチをタップすると……
平面の2Dから、ポリゴンを使った内装の3Dグラフィックに切り替えることが可能。
タブレット端末でも操作が可能。画面に実在する家具を配置し、指で動かして部屋のシミュレーションができます。
壁掛けタイプの家具を配置してシミュレーションすることも可能。どの程度の家具データが用意されることになるのかは少し気になるところです。
シミュレートした家具はそのまま購入できます。部屋を3Dグラフィックスで取り込むので、部屋に3Dグラフィックの家具を合成するIKEAのアプリとちょうど正反対という事になります。
Archisketchは、VRヘッドセットに対応しています。VRヘッドセットを使用すると……
3Dグラフィックスで、直感的に模様替え後の部屋を体感できます。
このようにして、シミュレーション通りの部屋が完成します。
作成した平面図や3Dモデルは、スマートフォンやタブレット端末、PCのウェブブラウザ上で閲覧することが可能。
タブレット、スマートフォンの端末間や、相手とのデータの共有もスムーズです。
Archisketchを使うと、測定や、図面作成、モデリング、AVゴーグルでのプレビューがどれも数分で実現できるとのこと。
プロに依頼せずに簡単に測定でき、メジャーなどの測定機器も必要がなく……
サーバー上で平面図・3Dモデルの作成をするので、高価な作成ソフトと専門業者への依頼が必要ないので、安価で早くできます。
Archisketchの本体は縦横89mm、厚さ27.5mm、重さ150g。FAQによると、対応予定のスマートフォンは、iPhone 6s/7/8/XおよびGalaxy S7/S8、そして今後発売される最新のスマートフォンとのこと。また、対応するウェブブラウザはGoogle Chrome 58以上のみで、その他ブラウザは最適化中とのこと。
Archisketchは、クラウドファンディングサイトのKickstarterで出資を募集中。目標金額は3万ドル(約330万円)だったのですが、締め切りまで7日を残した時点で既に目標額の7倍となる22万1798ドル(約2480万円)を集めています。
出資プランは次のような構成になっています。
・134ドル(約1万5000円):Archisketch×1個 *アーリーバードプラン
・149ドル(約1万7000円):Archisketch×1個 *アーリーバードプラン
・169ドル(約1万9000円):Archisketch×1個
・228ドル(約2万6000円):Archisketch×2個
・396ドル(約4万4000円):Archisketch×4個
・1980ドル(約22万1000円):Archisketch×20個
・9500ドル(約106万3000円):Archisketch×100個
日本への配送には送料20ドル(約2200円)が別途必要。なお、 Archisketchの出資期限は日本時間で2017年12月2日(土)11時4分で、製品の出荷は2018年5月が予定されています。
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引っ越しとか、模様替えとかが楽しくなりそう。
とりあえず、IKEAとかみたいに家具屋さんは簡易シミュレーションアプリをバンバン配ることが今後当たり前になるかも。