引用元:<http://wired.jp/2015/09/10/squid-inspired-plastic/>
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イカにインスパイアされた「自己修復するプラスティック」
イカの吸盤を取り囲む「環歯」にヒントを得た、自己修復する強力なプラスティックが開発された。
ペンシルヴェニア大学の研究チームは、『Scientific Reports』誌に発表した研究において、イカがもつ頑丈な角質環歯について調べた。この環歯は触腕の吸盤にあるもので、破損しても水に浸すと自己修復する。
研究チームは、いくつかの種類のイカの歯のサンプルを調査したあと、破損した環歯を修復するための遺伝子コードを解き明かすことに成功。彼らは修復に必要なタンパク質を研究室で人工的につくり、溶剤を使ってそれを弾性のあるプラスティックにしたのだ。
次に自己修復力をテストするため、このプラスティックを半分に切り、それらをまたひとつにして水を1滴落とした。そして、摂氏45度で2つを合わせ押さえたところ、プラスティックは再び融合したのである。プラスティックの耐久性は、切る前と同じ程度だったという。
この自己修復プラスティックは将来、海底ケーブルの保護コーティングに使われたり、生物医学装置の開発に役立ったりすることが期待されている。
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工業用の材料が生物みたいに自己治癒能力を持てれれば、いちいちメンテナンスをする必要がなくなるのですごく助かります。
まだまだ生物から学ぶべきものは多いですね。
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