引用元:<http://nge.jp/2015/06/16/post-107570>
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ダイソン創業者の息子が開発した37年間使えるライトがスゴすぎ
一般に約40,000時間の寿命を持つとされているLED照明。家の照明にいくつも導入しているという人も少なくないのでは。40,000時間といえば、1日10時間点灯したとして10年以上、24時間常時点灯で約4年半使える計算になり、消費電力も合わせて考えるならば比較的高い初期コストも採算が取れると言えるだろう。
LED照明は点灯時間が経過するにつれ少しずつ光量が減少することで寿命を迎える。そんななか、掃除機や扇風機など革新的な家電製品で知られるダイソンでは、37年間にわたり使用することが可能な驚くべきスタンドライトを販売しているのをご存知だろうか。開発したのは、創業者のJames Dyson氏の息子、Jake Dyson氏が率いるデザインチームだ。
Jake Dyson Productsが開発
ダイソンは今年4月、Jake氏が育てた照明メーカー“Jake Dyson Products”を傘下に組み入れることを発表した。ロンドンに居を構える“エンジニア集団”だという同社は、これまでもエネルギー効率に優れた照明を開発・発表してきた。イギリスの報道によると、ダイソンの後継者のひとりとも目されている同氏は、父と同じ発明の道に進むことに障害はなかったと話している。
興味深いのが彼の“デザイン観”で、37年間使用できるスタンドライト『CSYS』でも、この考え方は存分に発揮されていると見ることができる。
Jake氏はこう言う。
「当社は見た目を重視してデザインしません。つまりデザインの原点を見た目に設定しません。
当社のデザインの原点は調査と実験です。」
人工衛星に用いられる技術を利用した『ヒートパイプテクノロジー』
デザインチームによると、従来の照明は高温にさらされるLEDを熱から守る努力を怠っているという。この熱によりLEDのリンのメッキが剥がれることで照明の明るさと色が低下するのだ。
CSYS task lights(シーシス タスク ライト)は、LEDから熱を逃がすために、人工衛星に用いられる技術を利用した『ヒートパイプテクノロジー』を採用した。熱は横方向に伸びるアーム部分に組み込まれたアルミニウム製のヒートシンクを通って放散することが可能で、この技術によってLEDの質や
効率性を損なうことなく、37年間の寿命を実現したということだ。
水平、垂直、360度の回転動作を実現
これまでのスタンドライトは長期間使用するとアーム部分とスプリングが消耗し、位置が固定しずらくなるのが難点だった。この点でもCSYSは独自のイノベーションに成功。建設用クレーンやエレベーターなどからインスピレーションを得たという『アクシスグライド・モーション』によって、水平、垂直、360度の回転動作を実現したとのことだ。滑車の原理を用いたシステムを採用することで、アームを縦方向に動かすことも可能になった。
「業界の手本として、他の照明メーカーがLEDを導入するきっかけとなればと考えてます」というJake氏。現在、6万円台と高価格な製品となっているが、興味のある方チェックしてみてはどうだろうか。
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こだわり感が半端ないですね。
でも37年間の寿命は過剰品質!??
きっとダイソンの熱烈なファンの方はたとえ6万円台のこの製品を買ってしまうでしょう。
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