引用元:<http://japanese.engadget.com/2015/04/27/omni/>
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ゲームの仮想物体に触れるグローブ、米大学が開発。空気圧で指先に触感
米 Rice University の研究者チームが、VRゲーム中など仮想物体に触れた感覚が得られる手袋 Hands Omni を発表しました。
各指に空気圧で伸縮する袋を取り付け、手指の座標と仮想物体の形状によって指先にかかる圧力を調節することで、仮想の物体を撫でたり握るような感覚が得られるとされています。
Hands Omni グローブの試作品を開発したのはライス大学の学生チーム。主に Oculus Rift のような没入型のバーチャルリアリティヘッドセットと併用して、視聴覚だけでなく仮想空間でものに触れた感覚の再現を目指します。
従来の触感装置では、大掛かりな機械式で腕などを制動してフォースフィードバックを与えるものもありますが、Hands Omni のプロトタイプは指先に空気の袋があるのみ。
指や手に外力を加えて止めることはできないため、簡単に仮想物体の境界内に指を突っ込んでしまうような気もしますが、開発者が用途として挙げるのは仮想のアイテムを掴み上げるような場合。重さは感じられなくても、掴んだ指先が何かに触れる感覚、手を開いて落とせばなくなる感覚を与えます。
RealSenseのような外部センサで手指の位置を認識して、仮想物体の座標や形状と突き合わせれば、物体の表面に指を置くと軽く触れたような感触を与え、もう少し力を入れれば物体の柔らかさに応じた圧力を受けるなど、仮想物体とのインタラクションに応じたフィードバックを返すことはできます。
Hands Omni の研究開発に資金を提供したのは、仮想空間を自分の脚で歩ける全方向トレッドミル製品のメーカー Virtuix。脚で歩く感覚の次は手指で触れる感覚の再現を大まじめに考えているらしく、Hands Omniグローブもサードパーティの開発者が容易に組み込めるようにする方針です。
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これ面白そうですね。
ゲーム以外の分野にもいろいろと応用がききそうです。たとえば、医療とか、設計とか、教育などなど。
個人的に思うのは、ヴァーチャルリアリティの一つの欠点としては最初のインパクトが大きいですが、ある程度慣れてくると、あとはぼんやりとしたものでしかなくなってくるというところあります。五感の中でだと極端に目と耳のみの刺激になってしまいます。
だけど、触覚もここに加わるとよりリアル感が増してきます。将来的には味覚、嗅覚なども加わってきて仮想現実と現実世界との境界線がどんどん薄れていくような気がします。
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