引用元:<http://nge.jp/2015/02/25/post-96487>
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凍結注意!をクルマ同士でシェアするボルボのクラウドプロジェクト
スエーデンの自動車メーカー、ボルボ(Volvo Cars)が行っている、クラウドを介した“クルマ同士の情報交換”プロジェクトが面白い。
スウェーデン運輸管理局やノルウェー道路庁と共同で進めているのだが、主な内容は、“あるクルマが直面した凍結路面などの道路状況を、ボルボのクラウドネットワークを使って他のクルマに警告する”というもの。
警告は二段構えで、まず『Slippy-road alert』で滑りやすい路面をドライバーに警告し、次にハザード灯での警告『Hazard-light alert』も行い、周りの車両などへも注意を促す。
テスト車を50台から1,000台に拡大
現在はまだ試験段階だが、基礎的な技術開発はすでに終了。現状のテスト車両50台を今後は1,000台に拡大し、テストエリアもスウェーデンのイエテボリやノルウェーのオスロを含む大都市圏にまで拡大する。
情報は道路管理者へも送られ、路面改善や事故防止などの対策が素早く行えるようにする。
自動運転システムへの転用もある?
寒いお国ならではの安全管理への取り組みといえるが、このシステムがうまく機能すれば、他のシステムへの転用も考えられそうだ。それは、今話題の“自動運転システム”。
車同士の情報交換はV2X(車車間通信)と呼ばれ、トヨタなども研究を進めている技術だ。他車の位置や距離などを情報交換することで、安全な自動運転を可能にすることなどが考えられる。
ともあれ、まずは安全が第一。冬の凍結路面は日本の道でも大いに関係する。ボルボでは、今後数年以内での実用化を目指しているという。
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これを見ますと、クルマに対して「モノ」という捉え方から「媒体」という捉え方へなってきているような気がします。
このことより、従来の製造メーカーだけでなく、アップルやグーグルなどといったITサービスを提供するような会社もクルマ産業に参入するようになってきました。
今後どのようにクルマという乗り物の定義が変化・進化して、新たな付加価値を提供していくのかが注目です。
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