引用元:<http://jp.techcrunch.com/2014/04/29/20140428the-piphone-is-a-diy-cellphone-powered-by-raspberry-pi/>
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Raspberry Piを利用して作ったDIY携帯電話の「PiPhone」
小さなコンピューターであるという観点から見れば、Raspberry Piも携帯電話も同じ仲間だ。と、いうことは、店でいくつかのパーツを買ってくれば、Raspberry Piをもとに自前の携帯電話が作れるのではないだろうか。そんなことを考えたのがDavid Huntだ。
Raspberry PiにGSMモジュールおよび小さなTFTスクリーン、そしてバッテリーモジュールを加えて完璧にDIYな携帯電話を作ってしまった。
製作にかかった費用は158ドルほどだったとのこと。大きなパーツとしては、GSMモジュールが48ドルで、Raspberry Piとスクリーンがそれぞれ40ドルだ。
独自に実装した電話機能にて、電話をかけたりあるいは受けることができる。昨今のスマートフォンではプライバシーがいろいろと盗み出されているようだと心配している人に最適なのかもしれない。
驚かされたのは、製作にあたってはハンダ付けなどの作業が無用だったという点だ。また回路設計等の知識も必要ないのだそうだ。
ショップで購入してきたパーツをそのまま組み合わせればできあがると言っている。製作時間も1時間未満であったそうだ。
但しオーバーヒートの可能性があり(実際、かなり熱くなったそうだ)、ケースに入れて見栄えをよくすることは諦めたらしい。雨の日には利用を諦めた方がよさそうだ。
構成パーツの中で最も複雑なのはGSMモジュール部分だ。小さい外見で変復調の役割を果たす。作者のHuntは次のように言っている。
「裏返したところで見えるのはSim900 GSM/GPRSモジュールです。標準のATコマンドを利用して電話の発着呼や切断、テキストメッセージやデータの送受信などを行います。コンパクトながら非常によくできたモジュールです。基板の下の方にはSIMカードがあって、これによりGSMネットワークに繋がっているのです。普通に販売されているプリペイドSIMカードを使っています。近所の店で買ってきたのですが、10ユーロでした。」
とても簡単に作ることができたという話ではあるが、しかしほんの数年前まではこのようなものを自作することなど不可能だった。今や、エレクトロニクスデバイスのほとんどが自作可能な時代になっているのだろう。身の回りで、面白いDIYプロジェクトがあればぜひ教えてもらいたい。
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ちょっと不恰好だけど、簡単につくれてしまう。
つくろうと思えばなんでもつくれちゃう時代です。
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