引用元:<http://wired.jp/2013/09/27/shadow-a-beautiful-app-that-helps-you-remember-your-dreams/>
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世界中の夢を記録するアプリ「Shadow」
人間は、起きてから5分以内に、夢の95%を忘れると推定されている。つまり、寝ている間に、可能性に満ちた素晴らしい洞察があったとしても、その大部分は失われてしまうのだ。
Kickstarterで資金調達を行っている「Shadow」という新しいアプリは、夢を忘れてしまう問題に対する、美しいデザインの便利なソリューションになりえるかもしれない。
制作したのは、デザイナーのハンター・リー・ソイクとジェイソン・カルヴァーリョ。Shadowは、夢の記録と想起を極めてシンプルにするアプリだ。最も基本的な機能は、目覚まし時計兼デジタル夢日記だが、ふたりは、ゆくゆくは世界最大の夢データベースを構築したいと考えている。
夜、眠りにつく前に時計をセットする。すると翌朝、徐々に大きくなる音とヴァイブレーションに優しく起こされる。
Shadowの目覚ましシステムでは、完全に眠ってはいないが完全に起きてもいない、半醒半睡の状態から、ゆっくりと覚醒に向かう。こうしたほうが夢をよく覚えていられることが証明されているからだ。
目覚ましを止めると、夢を音声か文字で入力するように促される。Shadowは夢を書き起こし、デジタル夢日記に保存していく。夢と睡眠パターンを長期にわたって記録するのだ。
プライヴァシー設定があり、夢のデータは自分だけのものにすることも、共有を許可することもできる。共有する場合、匿名化されたデータが、世界中の夢と睡眠のパターンが分析されている巨大クラウドにアップロードされる。
ソイク氏が目指すのは、われわれの集合的な潜在意識の分析に利用でき、夢を研究する科学者の情報源にもなるような、夢の巨大なデータベースを構築することだ。
アプリを使えば使うほど、睡眠と夢のパターンや日常生活との関連がよくわかるようになっていく。
FitbitやNike Plusなど、消費カロリーや脈拍数などの身体的な記録を保存し分析する機器はすでにあるが、それらのデータが、より大きな「自己」とどのようにつながっているかについての理解はほとんどできていない。ソイク氏は、その新しいレイヤーを探求したいと述べる。
「例えば、1日1万歩歩いたとしたら、いつもより5%早く眠りに落ち、よりポジティヴな夢を見たりするのだろうか?」
Shadowの開発チームはこれを「Understood Self」(自己理解)と呼んでいる。自分についてのデータを収集し、そこから文脈と意味を見いだすのだ。
ソイク氏は、カニエ・ウェスト、JAY-Z、ステラ・マッカートニーらのために、アプリやデジタル体験を開発している。同氏は、ウェストとJAY-Zが行った「Watch the Throne」ツアーの特に厳しい仕事を離れたあと、このアプリのコンセプトを思いついた。
ツアー中に睡眠時間が3時間のこともあったソイク氏は、睡眠不足が夢の不足にもなっていることに気がついた。ツアーが終わったあとは17時間ぶっ続けで眠ったりして睡眠不足を取り戻したが、そのときに夢をたくさん見たのだという。
Shadowは現段階でも、キーワードを使った夢のテーマの視覚化など、気の利いた機能がたくさんある。例えば、トウモロコシを軸ごと食べる一角獣に関する夢を記録したとしよう(夢とは奇妙なものだ)。Shadowでは、アルゴリズムがそれに着目し、この夢にユニコーンの画像をつける。
余計な機能のようにも思えるが、ソイク氏は、こうした機能によって、人々はこのアプリにより深くエンゲージできるようになると考えている。そして多くの人が利用することで、同氏が「夢の時代精神」と呼ぶ夢のデータベースはより成長していくのだ。
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そういえば夢を見てないな~と思いつつも、実は忘れているだけなのかもしれません。
「人間は起きてから5分以内に夢の95%を忘れてしまう」らしい・・・。
自分の夢を自動で記録して、さらに画像でストーリ化することにより、ぼんやりと感じていた夢にもなんらかの価値が生まれてくるかもしれません。
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