引用元:<http://wired.jp/2013/04/17/red-ants-earthquakes/>
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「アリは地震を予知する」
ドイツの研究アリに地震発生を事前に感知する能力があるかもしれないことが、欧州地球科学連合(EGU)の年次総会で発表された観察結果から明らかになった。
デュイスブルク=エッセン大学の地球生物科学者、ガブリエレ・ベルベリッヒは、ドイツの断層ちかくに生息するアカヤマアリ(Formica sanguinea)の活動を3年間記録し、マグニチュード2.0以上の地震が起きる際に、このアリたちに行動の変化があることを発見した。
このアリたちは通常は日中に活動し、夜は巣の中にいる。けれども地震が起きる前には、アリたちが夜通し巣の外にいることが観察されたのだ。
夜の活動場所を変更することは、アリにとっては捕食者に襲われるリスクが増すことにつながる一方で、土が崩れてきて埋められる危険はなくなる。ベルベリッヒ氏はこの行動の理由として、アリたちが大気や地球の電磁場の変化を感知できるからだと考えている。
「アカヤマアリは、炭酸ガスの増加に対する化学受容器と、電磁場に対する磁性受容器をもっている」
ドイツは必ずしも地震のホットスポットとして知られているわけではないため、次のステップでは、より大規模な地震が起こりやすい地域に場所を変えて研究を行う計画だという。
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日本に住んでいれば、必ず切っても切り離すことのできない「地震」との関係。
そんな地震先進国・日本に朗報。
ドイツの研究で、地震の直前にアリたちが大気や地球の電磁場の変化を感知して特殊な行動を起こすということがわかった。
これからアリなどの動物たちの行動に対して大きな関心を寄せていくかもしれません。
まだまだ実験段階のものであるが、実用化ができれば、日本のみならず、他の地震多発国にとっても事前に地震を予知して、大きな災害を未然に防ぐ可能性が大きくなる。
科学技術の大きな進歩を成し遂げている今、改めて自然の叡智から学ぶべきものはまだまだ多いような気がします。
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